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LIFEST®︎大學コラム ゴルファーと健康 vol.1.8.3 「体重増減の代償2」

目的を明確に走る

目的を明確に走る

先日オフに入ったプロゴルファーと来季に向けてミーティングしていた際に
こんな話がありました。

 

以前指導いただいたトレーナーさんの話…。

「体脂肪率18%以上はみんなデブ。だから体脂肪率20%を早く切れ」
と言われたそうです。ここだけ切り取るのは良くないかもしれませんが、
キレを出していこう!動きを重視した提案なのかわかりませんが、
18%という数字の根拠は見えません。

私自身もジュニアゴルファーの親御さんから、「体脂肪率はどれぐらいがいい
のだろうか」と聞かれることがありますが、特に女子プロゴルファーの適正な体脂肪率は示せないのが現状で、文献も見たことはありません。

さて先のプロが、オフシーズンに心機一転!のつもりで選手はトレーナー
さんの指導通り取り組んだそうです。

「毎日10㎞40分」で走れないようならアスリートではないと…。
この数字を見て笑った方もいると思いますが、10kmとは1万mです。
女子の日本記録で30分48秒89ですから、40分とはかなり早いことになります。駅伝選手か何か目指しそうな勢いですね(笑)。

結果的に、オフに8㎏痩せたそうです。
よく耳にする話ですが、「体脂肪だけを落として筋肉量は維持したい」とか、「体脂肪は落とすけど、筋肉量は増やしたい」ということは、迷信みたいなものとは知っていますか。短期的に片方だけを上げ下げすることは、はほぼできないと言っていいのです。

長期で見た場合、片方を減らして片方を増やしたという結果は
出来たとしても、オフシーズン中の短い期間に体で起きる現象は..

増量傾向にあるときは筋肉量も脂肪量も増えていく傾向になり
減量傾向にあるときは筋肉量も脂肪量も減っていく傾向にある。
同率の変化とはいかなくても、どちらか片方だけとは出来ないわけです。

ということは痩せていった時に、細かな比率は把握できませんが、
体脂肪の減少と筋肉量も減少したとなったはずです。

結果的に散々な開幕を迎え、飛距離も落ちて疲れやすくなってしまったという結果だったとのことでした。ただ残念だったのは、その反動でよく年増量計画が始まるわけです。

さて、増量も減量もパフォーマンスに影響するとは前述しました。
他競技なら100g単位の違いもシビアに調整されるアスリートもいるくらいです。

「ゴルフ」はというと、まだまだ大雑把な管理が多く、そこまで考えられている選手は、世界中探してもほとんどいないかもしれませんが、そもそも増量・減量の両者がパフォーマンスに影響することは、良きにせよわる気にせよ変化をもたらしますので、「ベスト体重がどこにあるのか」、から知る必要があると思います。

 

内科的な影響も考えておきたい

【飛距離アップのための増量】

増量による飛距離の代償を知っていくことも大切かと思います。
関節への負担は前述しましたが、特に日本人は糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病のことも考えておきたいのです。若いうちだけと割り切っていれば多少はいいのかもしれませんが、太れる人ほど、痩せるには倍以上の労力を要するので、結果的に体型が戻るどころか中年期の運動量減少の影響うけるとますます脂肪増量もありえます。また日本人が欧米人に比べ超肥満にはなりにくいと言います。太っていくことより、インスリン分泌能力の低さから糖尿病をはじめとした生活習慣病にもなりやすいことも忘れてはいけません。