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LIFEST®︎大學コラム ゴルファーと健康 vol.1.8 .1「飛距離と体重」

痩せたら飛ばなくなった

痩せたら飛ばなくなった

痩せたら飛ばなくなった。

お付き合いのあるプロコーチから、『体重増加による飛距離獲得は「一種の麻薬のようなもの」』と以前聞いたことがありました。

やや否定的な意見だったように聞こえたのです。

オキシトシン・セロトニン・ドーパミンなどの脳内幸せ・やる気ホルモン分泌も活性化するのしょうか。それは置いといて…。

「麻薬のような…」その言葉が長年気になり、事あるごとに担当するプロゴルファーに同じ質問を投げかけました。飛距離アップと体重の関係について、ご意見をいただきましたが、体重が増加すると「打感も変わり、飛距離も上がれば気持ちがいいに決まっている」とは多くの意見でした。「ただね…」

球を飛ばすためには…

①飛球線方向への運動エネルギー

②クラブヘッドがボールに対し、再現性高くエネルギー伝達

(かなり簡単に表現)

この時点で体重は関係ありませんが、おそらく大きな慣性モーメントを獲得するためには、体重が多い方が慣性モーメントを大きい、優位性は高いということのようです。その裏付け+ゴルファーの感覚が重なり、飛距離を維持するためには、体重増加も必要だということになっているのだとみていました。

 

ところが、

同じ増量でも、単純に脂肪蓄積で場合、動きは悪くなるはずです….。軽い駒を回す、軽い駒の回転を止めるに対し、重たいこまを回す、重たい駒の回転を止める。どちらがエネルギーを必要としそうでしょうか。

当然後者(重たい方)です。
飛ばすためには高いエネルギーが必要。

また、前に飛ばすエネルギーは増加しても、プラス方向性も安定させなければならず、脂肪で飛距離を伸ばした場合、回転スピードを落とさない(動ける)ことが条件に加わり、高い体重支持力も同時に兼ね備えることが条件になってきます。

ところで、私がこのよな依頼を選手から受けると

「ベスト体重は何キロですか」

と必ず伺います。
コーチなどから、「もっと太れ、もっと太れ」と選手が言われるという話がありますが、選手としてはたまったもんではありません。ただベスト体重を知らないで太ってしまうことはどうなのでしょうか。

勘違いしていけないのは、体重が増加することも低下することも、パフォーマンスに変化を及ぼすことは、他の競技も既に分かっていることです。

ところがゴルフは、「太れ太れ」という話がある割に、体重計に定期的に乗らず「ベスト体重」を把握できていない選手がけっこういるのです。

なのに…「増量だけが先行する」というやや危険な香りが….。

私自身は、増量でも脂肪蓄積のみによる増量は当然反対派ですが、体重増加による飛距離の獲得は、むやみに進めるものではないと考えています。

次回は、体重増加による身体の影響に触れていきたいと思います。